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フラメンコ事典 Flamenco

  • このコンセプトを理解するにはアナログ時計の1~12をイメージすることが大事です。
    1~10まではそのまま数字を使用し、11と12をそれぞれ1と2として考えます。
    そしてこの想像の時計を思い浮かべて12の位置から2まで、そして6まで。右半分は 6/8 と呼ばれ、左半分は 3/4 と呼ばれます。
    フラメンココンパスで12をカウントするのにわたしたちは“フラメンコ時計(カウント法)”を使用します。これによってわたしたちはフラメンコ特有のリズミックストラクチャーを理解することができます。いわば“リズムの標準時計”といえます。

  • フラメンコにおけるリズム、メロディ、ハーモニーの拍子のことで、通常は最後のパートでテンポを上げ、トーンの様式をメジャーへと変更します。

  • Romance(ロマンセ)は他に"corrido" もしくは "corrida" と言う名前があります。特殊な“イントネーション”を持ち、アンダルシアのポピュラーなロマンセにベースを置いています。アカンパニングなしでおこなわれ、最も原始的なフラメンコスタイルの可能性があります。

  • Romera(ロメラ)はソレア派に属し、12ティエンポのメトリック(韻律)です。

    カディスの Las Cantiñas に属します。19世紀のポピュラーカンタオール "Tito" はクラシックであった Cantiña をバイレ可能なスタイルに仕立てました。そしてスタイルのタイトルとして自身の苗字を付けました。

  • Rondeñas(ロンデニャス)はマラガのロンダに起源を持つ、フリースタイルのパロです。マラガに起源を持つ他の全てのフラメンコパロがそうであるように、ロンデニャもフラメンコよりも前の時代にまで遡ります。
    8音節に4つの拍子のコプラで、一般的に第2を繰り返して5の協和音ライムに換えます。もしくは繰り返しがありません。これはコンパスなしの構成で、歌詞は田園の生活をよくあらわしたものになっています。最近ではロンデニャは非常に発展し、メリスマは減退し、序盤ではよりスローな構成になっています。

  • Rumbas(ルンバス)はラテンアメリカにそのルーツを持ち、タンゴスのグループに属し、スタイルは2ティエンポのメトリック(韻律)で、フラメンコ化した“Ida y Vuelta”のカンテです。リズムはキューバを通してアフリカの奴隷から伝わってきた
    スタイルと考えられています。ルンバはスペイン到着後、“フラメンカ”そして“カタロニア”スタイルとなりました。実際のところ、“当地”のキューバのものよりも Guarachaにそのスタイルは似ています。


    異なる3人の "tumbadoras":
    El Guaguancó, (La Habana) 
    La Columbia, (Matanzas) 
    El Yambú. (Matanzas)
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