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スペインの岸から岸へ...マドリードのフォークロア・バレエ

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スペインの国土には約4千キロメートル以上の海岸線があり、2つの海(地中海、カンタブリア海)と一つの大洋(大西洋)とが面しています。それらの海水はまるで今日に至るまでの文化をその波がもたらしてきたかのように、そして海岸はそれらを人々の生活の感性として吸収してきたかのようです。

地中海ではそのクウォリティと伝統的な文化で、滑らかでメロディックなリズムを持っています。それらはスタイルと象徴主義に満ちています。

この“海岸に沿っていく”作品は、まずその地中海からスタートします。カタルーニャからバレアレス諸島を通ってバレンシアへ、わたしたちはこの心地よい波が、まるでわたしたちを“音符”と“パソ”の温和な海の中で浮かばせ、規則正しいリズムのダンスで揺り動かしているかのように感じます。


そして大西洋に近づくにあたって、リズムはアンダルシアのコーストに沿って“アクセントの強い音符へ”とかわっていきます。この地中海の拍子は大洋の“喧騒”と“喜び”や“歓喜”などの感情と複雑に絡み合い、色彩豊かで活気ある様相を形成していきます。

そしてバスクを出発、カンタブリア海を通りアストゥリアスに到着します。緑豊かな大地はカンタブリア海の波を受けとめ、その波は“強さ”や“躍動性”といった点において、地中海のそれとは対照をなします。同様に、ダンスにはその勇猛さが宿り、エネルギー溢れる、しかし無骨さある様相を呈してます。
地中海ではバイレは波を切って航海しますが、大地はそのベースとなります。

最終的にわたしたちはガリシアの海岸へと到着します。そこは疑いなくヨーロッパという“船体”の船首です。切り立った崖は大西洋からいかずちのような大波を受け、その強さをダンスへと変化させ、しかしガリシアのバイレはそれとは反対の軽さも持ち合わせています。
そのリズムは高さにおける動きと絡み合い、それは大洋の淀みが大波の“時化”に由来するかのようです。

マドリード劇場

公開: 5月13日~16日

スケジュール: 木曜日~土曜日, 20:30~; 日曜日, 19:00~

料金: 10~16 ユーロ

チケット入手アクセス: http://www.entradas.com/entradas/BALLET-FOLCLORICO-DE-MADRID--LITUS-obra_1_2_2_28_64759

 

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